今日は、私の30ン回目の誕生日。

ホントは、今日、有馬温泉のホテルのプールに行って、泳いで、温泉入って、ご飯食べて・・・という予定でした。

だけど、家族みんな足首ふくらはぎに、まっかっかの斑点だらけ。
子どもたちは日に焼けているし、パパは毛むくじゃらだから、色白(!)の私ほどは目立たないのだけれど、ちょっと恥ずかしすぎるって状態。
プールでも、温泉でも、何かせこせこしないといけない気がします。

他にも諸事情があり、これは今回はとりやめになりました。


どうして、わざわざしぶちんの我が家が、ホテルのプールに行こうと思ったのか?

3年前の夏。
私が今の仕事を始めてすぐ。
私の両親と、叔母(母の妹)と、私、子どもたち(パパはお仕事あるからお留守番)の6人で、その有馬のホテルに1泊しました。

冷夏だった年です。
プールに入っても、すっごく寒かった〜

でも、子どもたちは寒いのなんかお構いなしに、プールで遊び、そして豪華晩御飯。

おいしい懐石料理を楽しんでいると。

父が頼んだビール(瓶)の栓を仲居さんが開けました。
そのとき、カツンと音がして少し何か飛びました。
仲居さんは、それをちょこちょこっと、手で拾い、そしてそのまま食事は進んだのですが・・・

まだ年長だった次女ちゃん。
ちょっとうろうろして、おばあちゃんのところに行ってみたり、おじいちゃんにお酌しようとしたり・・・

そしたら、急に
「痛い!」
と泣き出しました。

見ると足の裏から血が出ています。
ほんの小さな傷ですが、切れています。
何も、切れるようなものはないのですが、座椅子の金属部分ででも切ってしまったのかと思いました。

で、はっとしたのです。
さっきの瓶ビール。
私はあわてて、そのあたりをよく見てみたら・・・

畳の上に瓶の破片が落ちていました。
2ミリにも満たないくらいの、薄い小さな小さな破片です。

これで切ったのか、破片が入ってしまったのか。
傷口を押さえると、とても痛がるので、中にガラスが入っていそうです。
すぐホテルに手配してもらって、夜間診療の病院へ。

レントゲンを撮ると、確かに破片が写りました。
小さく傷口を切り開き、ピンセットでこねくり回して、30分かけて、破片を取り出しました。

瓶が欠けたとき、すぐに仲居さんが掃除機をかけてくれれば、こんなことにはならなかったのです。

ホテルに戻って、支配人に文句を言いました。
「こんな小さな子が、30分も傷口を触られて、やっとガラスが取り出せたんですよ」

多分、パパがいたら、激昂して、大変な騒ぎになっていたかもしれません。
完全なホテルの過失で、子どもに怪我させられた、なんて、激怒です。
(帰ってから報告するのも、怖かった)

食事も途中だったのに、全部食べられませんでした。
せっかくの家族旅行がだいなしです。
病院に行かず、残っていた者も、とても楽しく食事する状態ではありませんでした。
部屋に戻ると、残ったご飯をおにぎりにしてくれて、冷めたてんぷらと、デザートが置いてありました。


傷が足の裏なので、歩くのに痛がります。
館内は子供用の車椅子を借りました。
車椅子に乗るほどではなかったのだけれど、それで何とか、もうプールにも温泉にも入れない次女の気を紛らせたのです。

プールで友だちになった子と、翌日も一緒にプールで遊ぼうと約束していたのに、それが果たせなくなったのを一番気にしていたので、朝食のバイキングで会った時に、謝りました。

次女が入れないのに、長女だけ入るのも・・・ということで、長女もプールをあきらめました。

その日も、消毒だけホテルから病院に連れて行ってもらって、戻ってきたらチェックアウトです。
高いお金を払って、何しに来たのか・・・

戻ってからも、近所の病院で消毒してもらって、もう大丈夫という診断をもらい、ホテルに報告。
その診断が出てから、ホテルの支配人が自宅まで謝罪に来ました。

本当だったら、家族旅行全部やり直しさせてほしいくらいの気持ちです。
支配人から、ホテルの金券(宿泊するなら、1泊ひとり分くらいの金額)と、プール券4枚、入浴券4枚を渡されました。
そんなもんでしょうね。
6人分の宿泊をやり直してくれる、なんて無理なんでしょう。

それでその怪我の話は終わりです。

もらった券には、期限がないので、延ばし延ばしにいていて、今年こそ行こうということになっていたのですが、また行けないかもしれません。

次女は
「次女ちゃんが、怪我したホテルいつ行くの〜?」
って言っています。
いつになるのかな〜