今日、上の子の参観でした。
参観自体、どうってことない授業風景で・・・
たしか3学期って、1年間こんなに成長しましたっていう発表の場だったと思うんだけれど、5年生にもなると違うのか。

参観後の学級懇談会での先生の話に、あまりにショックで、私は眠れぬ夜を迎えることとなるのです。

懇談では、担任の先生から、教室の日常がまず語られました。

「まあ特に問題もなく、お母さんに連絡するような悪さもなく、強いていえば、プリントを前に持ってくるとかいうような席を立つ機会に、なかなか席にさっと戻らないことくらいで・・・」

という話に、まずびっくり。
「うるさくて授業にならない」
「みんな、平気で授業中歩き回ってる」
「先生は、ほったらかし」
というわが子や、他のお母さんからの話とは、だいぶ違います。
学年、いや学校でもかなり問題ありと見られている学級に「特に問題もなく」と言い切る先生って・・・

その後、いかに女の子のほうがおませさんかという話の流れのような状態で
「体育の時間、教室では男子が、別室で女子が着替えるのですが、男子がだらだら着替えて、女子が寒い外で待つので、はよ入れて、入れないで、小競り合いになることが、時々あるんですけどね。

先日も、それで男子と女子がもめて、女の子の筆箱を男の子が踏んでしまったんです。それがブランド物の筆箱とかで。

最近の筆箱って鏡が入ってるんですね。その鏡が割れてしまったんです。
「なんで鏡なんか入れてるの」って聞いたらついてたって言うんですよ。
鏡なんか何するのかと思ったら、別の男子が、
「先生、女子たち、鏡見ながらリップ塗ってるねんで〜」
って言うんですよ。」

笑い話になりました。


なんだんだ、それは

筆箱を踏まれたのは、うちの子です。
体育の時間、A君にぶつかられた長女が、A君の服のはじをつかまえて
「やめてよ!」
ときつく言ったそうです。(それは言い方がきつかったかもと、本人も反省しています)

で、体育が終わって着替えて教室に戻ってみると、筆箱はめちゃくちゃに踏みつけられて、結果として中の鏡が割れていたそうな・・・
はずみで踏んでしまったのとは訳が違います。

別の男の子のお母さんに聞いたところ、みんなが見ていられなくて、「やめろよ」と言ってもやめないほど、激昂して筆箱をめちゃめちゃにしていたそうです。

ペットボトル入れに入ったペットボトルも、ぼこぼこに踏まれていたそうです。
黒板に書いてあった日直か何かの名前も、彼女のだけ消されていたそうです。

それなのに、懇談の場で、まるでたまたま踏んでしまった筆箱に、鏡が入っていたために、騒ぎになった、というように言われてしまい、私は呆然でした。

その後、一人ずつ1年の感想のようなことを述べていくのですが、一人のやんちゃな男の子のお母さんが
「女の子の筆箱は踏まないように、帰ったら言っときます。高くつくよ〜って」
と、また笑い話です。

踏んだ子のお母さんも、出席していましたが、そのお母さんも何も知りません。
今まで数々問題を起こしてきて、お母さんに誰かが文句を言っても、
「うちの子はそんなことしません」
と突っぱねる方です。
わが子を信じることは大事だけれど、他人の子どもには、家に乗り込んで文句を言う人です。

その子自身は、とても成績優秀で、大手進学塾でトップをとるような子で、お母さんにはきっといい子なんです。

でも、本人の見ていない前で、ものに当たって、それを誰もとがめないという状況ってどうなんでしょう。
先生が、ちゃんと事情を理解していると思っていた私は、がっかりです。

当日、長女は
「先生は、「何で鏡なんか持ってくるの」しか言わなかった」
と、先生には期待しない・・・という様子でした。

懇談の場で、このことについて、何か言おうか、言うまいか、自分の番が回ってくるまで、随分悩んだのですが、このような先生に、こういう場で何か言ったところで、どうにかなるものではない、と思って、何も言いませんでした。
でも、何というか、その出来事が、誤解された形で、保護者に話されたということが、なんとも納得しがたく、家に帰っても、やりきれない気持ちで、いっぱいなのです。